インスタにハマっている人が喜ぶ秀逸新機能 他アプリを立ち上げなくてもインスタで完結

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これによって、インスタグラムユーザーは、アプリを使用していく中で、動揺したり、不快に思う機会が減ることが期待される。このテーマは、インスタグラムに限らず、SNS企業各社が取り組んでいる。

フェイスブックは人工知能による言語解析を、フェイクニュースやテロ組織による喧伝の拡散防止に役立てているが、インスタグラムではより「心地よいコミュニティ」の維持に活用されることになる。

写真のテーマから良い写真を発見する仕組みへ

このほかに、F8 2018では、新しい検索画面が披露された。すでにハッシュタグをフォローする機能が用意されているが、写真のテーマから良い写真を発見するための仕組みへと進化させる。

新しい検索画面(筆者撮影)

フェイスブックは昨今のプライバシー問題、フェイクニュースの問題への対処に追われており、マーク・ザッカーバーグ氏は「より意味のあるつながり」を重視するプラットフォームへと転換すべく、デート機能などの追加を行っている。

一方、インスタグラムがフェイスブック傘下であることの認知率の低さ、フェイスブックユーザーよりも低い年齢層、女性に強いコミュニティを生かしながら、フェイスブックとは異なるソーシャルネットワークの姿を目指している。同じ企業の製品でありながら、相いれないユーザーをあえて混ぜようとしない戦略は、今後も成功していくのではないだろうか。

松村 太郎 ジャーナリスト

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まつむら たろう / Taro Matsumura

1980年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。著書に『LinkedInスタートブック』(日経BP)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、監訳に『「ソーシャルラーニング」入門』(日経BP)など。

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