インスタにハマっている人が喜ぶ秀逸新機能 他アプリを立ち上げなくてもインスタで完結
しかし、フェイスブックが気にしているのは、ユーザーが気に入ってのめり込んでいるアプリを離れなければならない場面が存在することだ。
インスタグラムでメッセージのやり取りをしていて話したいとき、iPhoneユーザーがフェイスタイムを使ったり、自社アプリながらメッセンジャーを起動したりしてインスタグラムを離れてしまうのを避けたい。そのためには、インスタグラムにビデオチャット機能を設けて、インスタグラムで見つけた写真を共有しながら話す機能を提供し、インスタ友達をインスタの中でコミュニケーションさせる仕組みを作ったのだ。
ストーリーズのARフィルターやサードパーティへの対応も、同じ観点でとらえるといいだろう。
インスタグラム以外のアプリで顔への装飾やアニメーションなどのAR装飾を施したうえで投稿するという流れでは、写真やビデオを作成するために別のアプリを使う必要があった。また音楽ストリーミングサービス「スポティファイ」との連携の例では、聞いている音楽をインスタグラムのストーリーズで共有する際、人々はいったんスポティファイアプリに切り替えて画面キャプチャを撮り、インスタグラムに戻ってストーリーズに貼り付けていた。
こうした「インスタグラムのために、インスタグラム以外のアプリを使う」場面のうち、より顕著なものをインスタグラムに内包することで、アプリを離れる機会を減らそうとしていることがわかる。
いじめにつながるコメントを自動的に非表示へ
一方で、人々がインスタグラムを快適に使い続けるために、フェイスブックで盛んに研究が進む人工知能を活用することも発表された。すでに対立を生むようなコメントを非表示にする機能を実装してきたが、さらに進めて、いじめにつながるコメントを自動的に非表示にする機能へと進化させた。
新たな機能では、個人の容姿や性格を攻撃するようなコメントや、人々の心身の健康的な暮らしを脅かすコメントを自動的に表示しない機能で、グローバルコミュニティで有効化されており、コメント管理機能で個別のユーザーが無効化することができる。
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