もしも親友が「少年A」だとしたら、どうするか 凶悪犯のその後の人生描く映画「友罪」の挑戦

拡大
縮小
5月25日公開の映画『友罪』のワンシーン (東洋経済オンライン読者向けプレミアム試写会への応募はこちら) ©薬丸 岳/集英社 ©2018映画「友罪」製作委員会

親しくなった友人が、実はかつて日本中を震撼させたあの事件の“少年A”だったら、それでも友だちでいられるだろうか――。

5月18日(金)にプレミアム独占試写会を開催します(上記バナーをクリックすると応募画面にジャンプします)

『64-ロクヨン-』(前編/後編、2016年)などを手掛けた瀬々敬久監督の最新作、『友罪』が5月25日より全国公開される。同作は生田斗真、瑛太のダブル主演となっており、佐藤浩市、夏帆、山本美月、富田靖子らの実力派キャストが重厚な演技でサポートする。

物語は、ジャーナリストの夢に破れた益田(生田斗真)が、町工場で他人との交流を避ける無口な鈴木(瑛太)と出会うところから始まる。やがて2人の間に友情が芽生え始めるが、ある事件をきっかけに、鈴木が17年前の連続児童殺害事件の犯人“少年A”ではないかという疑念が益田の心に浮かび上がる――。

あなたの親友が“少年A”だったら…

原作は、デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞、その後も吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞などに輝くミステリー界の旗手・薬丸岳の同名小説。少年犯罪の被害者、加害者の苦悩、罪と罰に正面から向き合ってきた薬丸が、「発表する時に、喜びよりも恐れを抱いた」と語ったほどの問題作である。

次ページインディーズ作品もこなす瀬々監督
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT