体調不良につながる「血糖値スパイク」の深刻

疲労感、頭痛など様々な症状を引き起こす

では血糖値スパイクを引き起こす要因は何かというと、当然のことながら、糖質の多い食事。小麦や白米といった糖質を多く含む食材をたらふく食べるのはもちろんNGですが、それ以上に避けたいのが清涼飲料水だそう。

「人の体というのは、消化と吸収を繰り返して上手に血糖値が上がりすぎないよう作られています。たとえば肉なら吸収されるまで3、4時間、脂肪なら5、6時間かかります。糖質の多い白米やパンでも2、3時間はかかるので、タンパク質や脂肪がメインの食事をしていれば血糖値スパイクを起こすことはありません。しかし糖分を溶かした液体になると、消化が必要なく短時間で体に吸収されてしまうため、血糖値の急上昇が起こります。とくに糖質たっぷりの缶コーヒーやジュース、スポーツドリンクなどは絶対にやめたほうがいいでしょう」

現代人は糖質中毒に陥りやすい!

でも、脳のエネルギー源はブドウ糖だから糖分は必要、という話もよく聞きます。集中力ややる気を高めるには、糖分の摂取は効果的なのでは?

「それは食べ物を充分に摂取できなかった太古の話です。私たちの体は、ブドウ糖がなくなれば脂肪を燃焼させてケトン体を作り出しエネルギー源にしますから、糖質を摂らなくても1ヵ月ぐらいは生きられます。ところが困るのは、かつての食糧が少なかった時代に、『いざという時のためにチャンスがあれば糖質をとりなさい』と脳がプログラミングされてしまっていること。そのため糖質を摂取すると、脳はセロトニンやドーパミンを出して快楽を覚えるようにできており、食糧豊富な現代においてもついつい糖質を欲してしまうのです。つまり現代人は、普通にしていると糖質中毒に陥ってしまうということ。“締めのラーメン”などは、糖質中毒の最たる症状ですね」

参考までに下記に、簡単な「糖質中毒チェックテスト」を載せたので、是非チェックしてみてください。

1.朝食をしっかり食べたのに、昼食前に空腹を覚える。(はい・いいえ)
2.ジャンクフードや甘い物を食べ始めると止めるのが難しい。(はい・いいえ)
3.食後もときどき満足感を感じないことがある。(はい・いいえ)
4.食べ物を見たり、匂いをかいだら、食べたくなる。(はい・いいえ)
5.お腹が空いていないのに夜食べたくなることがある。(はい・いいえ)
6.どうしても夜食を食べたくなる。(はい・いいえ)
7.食べ過ぎたあと、何だかだるい感じがする。(はい・いいえ)
8.昼食後、何となく疲れや空腹感を感じる。(はい・いいえ)
9.おなかがいっぱいなのに食べ続けてしまうことがある。(はい・いいえ)
10.ダイエットして、リバウンドしたことがある。(はい・いいえ)
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