いくら通知音を大きくしても、ポケットやカバンに入れていると、すぐに気づくのは難しい。周囲の騒音が大きいときなどには音が消えてしまうこともあるし、歩いていると、ポケットに入れていてもバイブに気づかないこともある。このような問題を解決するために活躍するのが、Apple Watchだ。
スマートウォッチというジャンルでくくられることもあるため、Apple Watchはアプリでカスタマイズするものと思われがちだが、その本質は「通知」にある。腕に巻いて振動で電話やメールの着信を知らせてくれるため、通知があることに気づきやすい。iPhoneより体に密着しているため、通知を逃しづらいというわけだ。
活動の記録を取るために使うイメージが強いApple Watchだが、バンドをレザーや金属製のものにすれば、ビジネスシーンにもマッチした時計になる。通知を確実に受けるためのデバイスとして、使ってみてもいいだろう。とはいえ、初期設定のままで使うと、逆にApple Watchがうっとおしく思えてしまうこともある。今回は、そんな設定を見直すための裏技を紹介していこう。
1. 必要な「通知」だけを腕でキャッチ
Apple Watchのバイブレーションは非常に優秀で、メールなどの着信があると、腕がトンとたたかれたような感覚になる。強い振動ではないが、確実に気づけるレベルで、腕に密着していることもあって、通知を見逃しにくい。仕事上、すぐにメールをチェックしなければいけないという人には、うってつけのデバイスといえるだろう。
一方で、メールがあまりに多いと、つねに腕をトントンたたかれているような錯覚を覚えることもある。筆者の場合、メールでさまざまな企業からのプレスリリースも届くため、時間によっては毎分、通知が届いてしまう。ここまで多いと、通知の特別性がなくなり、かえって目を通さなくなってしまう。したがって腕にまで届くApple Watchへの通知は、必要最小限の重要なものだけにとどめておいたほうがいい。
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