関ジャニ・渋谷すばる脱退会見を「全文公開」 「自分の人生を優先させてもらった」
大倉:なんででしょうか。僕は最初、嫌だったんですけど。でも、ファンの方のためを想ってっていうのと、やっぱり勝手な決断をしたすばるくんのことを嫌いになれなかったですね。だから、こういう場に立つのであれば、こういうところでどんな発言をするのか横で聞いていたいなと思いました。
錦戸:この知らせを聞いたファンの方々はすごくショックを受ける方もいらっしゃるでしょうし、僕たちも最初はそうだったんですけど。でも、それよりも門出の日と言いましょうか。そっちのほうが強いですかね。
村上:会見に出た色んな理由がありきですけど、すばるも大変ですよね。僕らも大変ですけど。ファンの方々が心の整理をするまでに時間もかかると思いますし、その中でやっぱり会見をやるというのが、すばるが自分の口できっちり話すというのが一番だと思いますから。コメントだけだと伝わらない部分もあると思いますから。そこで、付き合いが長いわけですから、口下手な男が一人で立ったら心配なところもありますから。全員でいたほうがいいやろうとこういった形をとらせていただきました。
――メンバーの皆さんはこれからツアーが待っていますが、ツアーへの意気込みを聞かせてください。
村上:まず曲はどうするか、セットリストのことも含めてですけど、それはもうすばるが歌っていたところをどうするかというのは最初に向き合うべき課題にはなります。そこで、僕とかヨコ(横山)が歌った時に笑われないようにしないといけないですし、それは最初に決めてしまったらそれが僕らの表現の一つになってきますから、僕らなりにベストを尽くして、考えた上で皆様に届けたときに、きちんと6人でやっていけるんだなと提示できるのが最善かなと思っております。
「自分の人生を優先させてもらった」との言葉に…
――メンバーの皆さんは先ほど必死で止めたということでしたが、具体的にどんな言葉で引きとめたんですか?
横山:そうですね、うーん。正直やっぱりすばるが辞めた関ジャニ∞というのが想像つかなったですし、すばるが歌で仕事を一生懸命やっていたこと、歌に命懸けだったことももちろん知っていたことだったので、それを僕たち関ジャニ∞と一緒に夢見ることはできひんのかなと。色んな思いを伝えましたけど、やっぱりそんな中途半端な思いで言うようなやつじゃないので。
すばるが「こいつめんどくさいなぁ」って思うくらい言ったと思うんですけど、よく考えたら僕が知っているすばるはそんな中途半端な思いで生きているやつじゃないので。みんなから言った通り、これは背中を押してあげて、イチ男として決断したことやから、俺らも絶対に下を向いていちゃいけないという思いでした。
丸山:好きすぎて何も言えなかったですね。面と向かってはなかなか、何がプラスになるか分からないけど、グループっていいですよね。自分が思ったことをみんな話してくれるから、みんな同じことを思ってるなっていうのが改めて実感する機会になりました。面と向かって話せない分を、夜中に文章で送りましたけど、読み返すのも恥ずかしいくらい好きさが溢れていたので、何を書いたかも思い出したくないです。2人だけで共有したい。
大倉:皆さんが今質問された通りのことですね。それを関ジャニ∞にいて叶えられない夢なのかとか、疑問に思ったことは全部ぶつけましたね。海外でやる意味、それは日本にいて勉強できるんじゃないかとか。後、自分の人生がということを言っていたけど、うーん。(渋谷が)自分の人生っていうことで考えてやったときに、僕たちの人生はそのまま続くわけではなくて、変化するわけで。その上での決断なのかという質問をした時に、「それは申し訳ないけれど、自分の人生を優先させてもらった」というのを聞いて、俺らのことを考えた上での決断なら僕らはもう言うことはないですね。
錦戸:たぶん、すばるくんにとったらホンマにこいつらしつこいなと思うくらい、みんな必死でどうにか止められへんかなぁって思ったんですけど、やっぱり冷静に考えたときに、僕はですけど、すばるくん自身がどういう状況におったり、恵まれた環境におるっていうことが分かった上での決断をしたんやな、この人はと思って。背中を押すしかないなと思いました。だから、行動しようって思ったモチベーションがそっち(音楽表現)にあるんなら、僕らは一人の男の人生を止める権利はないんやなって思いました。