黒船DAZN参入でプロ野球中継は何が変わるか 参入2年目で11球団の放映権を獲得した背景

拡大
縮小

――実際に放送する映像はDAZNで制作するのか?

パ・リーグ6球団に関してはパ・リーグTVの映像と同じものを流す。セ・リーグ5球団については、阪神、ヤクルトは球団制作の基本映像をそのまま流し、広島、中日、横浜の3チームについては基本映像に実況と解説をDAZN独自で付ける。

「日本野球村」に長く暮らしよき隣人になる

――スポナビライブがサービス終了に伴い、会員にDAZNへの乗り換えを呼びかけている。DAZNにとっての当面の重点策は何か?

この1年はコンテンツを視聴できるさまざまなデバイスの提供に注力してきた。これからはソフト面に軸足を移す。日本はサッカーを見る人がプロ野球を見ないし、プロ野球を見る人がサッカーを見ない。サッカーファンをプロ野球に、プロ野球ファンをサッカーに呼び込みたい。

――具体策は何か考えているのか?

DAZNの力を一番発揮できるのはショルダーコンテンツ(関連番組)だと自負している。

たとえば選手自身やそのライフスタイルにフォーカスしたドキュメンタリーであるとか、インタビュアーを球団の内部に入り込ませて、外からは見えにくい球団の舞台裏を見せるとか、ファンが知りたいと思うことを伝える番組などだ。

今シーズンからDAZNはプロ野球中継を大きく拡大させる(撮影:今井康一)

チャットを使ったプログラムも考えている。東京にはJリーグのショルダーコンテンツを制作する目的で作った最先端の制作スタジオがあるので活用したい。いずれにしても生中継以外のコンテンツをどれだけ提供できるかだと思う。各球団からの協力についても契約の中に盛り込んでおり、その点も心配はないだろう。

次ページ放映権獲得に投じた金額は?
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT