黒船DAZN参入でプロ野球中継は何が変わるか 参入2年目で11球団の放映権を獲得した背景
セ・リーグ球団に関しては、PLMのような組織が存在しないので個別に対応した。
広島東洋カープは今シーズン、昨年締結した3年契約の2年目なので、新たな契約は結んでいない。東京ヤクルトスワローズとは今回単年契約を結んだ。
阪神タイガース、中日ドラゴンズと前出のパ・リーグ6球団については、SLE(スポナビライブの運営会社であるスポーツライブエンタテインメント)からのサブライセンスで確保した。
SLEからはこの3球団の放映権だけでなく、他の権利もまとめて譲り受けている。
【4月17日13時30分追記】初出時、2018年のDAZNと各球団との関係に誤りがありました。放映権の取得経路についてはパ・リーグ6球団についてはPLM(パ・リーグマーケティング)ではなくSLEから、ヤクルトとは複数年ではなく単年契約でした。横浜DeNAベイスターズとは2017年同様球団と直接やりとりする形となります。お詫びして訂正いたします。
――巨人主催ゲームはなぜ獲得できなかったのか?
放映権はつねに売りに出されているわけではない。今回はタイミングが合わなかった。巨人からNoと言われたわけではない。売りに出る放映権をウォッチしている専門担当もいるので、機会を待ちたい。
(編集部注)巨人は独自にインターネット配信サービス・ジャイアンツLIVEストリームを創設、巨人主催ゲーム、阪神主催の巨人戦、横浜主催の巨人戦、交流戦のパ・リーグ主催の巨人戦のみを配信している。
DAZNと各球団との契約関係
昨シーズン巨人、広島を除く10球団の主催ゲームを放送したスポナビライブは、今シーズンはプロ野球の中継を行わず、他の送信サービスも今年5月末で終了するが、プロ野球3球団の主催ゲームのほかBリーグなどの放映権など、複数の権利をDAZNに供与する事業に転換する。
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