フロリダ州で歩道橋崩壊、死傷者多数の惨事 950トンの橋の残骸の下には8台の車両

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崩壊した歩道橋の様子(写真:ロイター)

フロリダ州選出のビル・ネルソン上院議員は、地元のテレビ局CBSマイアミに対し、フロリダ国際大学が道路をまたいで設置した歩道橋の崩壊により、6〜10人が死亡したと説明した。

事故は3月15日に発生した。950トンの橋の残骸の下には8台の車両が閉じ込められ、病院に8人が運ばれたと、当局者は記者会見で語った。

南フロリダで最も混雑している道路の1つで発生したこの事故に対処するため、探索犬を引き連れた救助隊は、コンクリートのねじれた金属の残骸の中で生存者を見つけ出すことに追われた。

フロリダ州のハイウェイパトロールは、数人が死亡したとは表明したものの、氏名などの詳細は公表していない。

3月10日にできたばかり

警察はテレビの取材用ヘリコプターに対し、付近から撤退することを要求。これにより、救助隊は倒壊した構造物の下で泣き叫ぶ人々の声を聞くことができるようになったという。

救助活動の様子(写真:ロイター)

救助活動を複雑にしているのは、崩壊したコンクリートの安定性の問題。多くは傾いており不安定だ、と地元メディアが報じている。

この歩道橋はフロリダ国際大学とスウィートウォーター市を結ぶもので、大学のウェブサイトによると、3月10日にできたばかり。交通量が多い高速道路の閉鎖時間を最小限に抑えるため、ABC(Accelerated Bridge Construction)と呼ばれる工法により、6時間で設置された。長さは174フィート(53 m)で、重量は950トンだった。

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