大量発生中!墜ちたベテラン弁護士 弁護士の懲戒処分件数、過去最高更新へ

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多くの人から尊敬とあこがれのまなざしで見られる弁護士。彼らの胸元に鎮座する金メッキが剥げ落ちた、いぶし銀の弁護士バッジは、まさにその象徴だ。
だが、彼らのキャリアパスについてはあまり知られていない。今や弁護士と一口にくくれぬほ ど、彼らの活動内容や収入などのキャリアパスはマチマチだ。もはや同じ弁護士でも“別業種”といってよいほどに。そのうえ、細分化されたコミュニティは閉鎖的で、どのような活動をしているか、一般からは見えにくい。
“ブル弁”“ノキ弁”“イソ弁”などの言葉があるように、弁護士業界は多士済々。この連載では「弁護士という民族」に迫る。今回はロートル弁護士の堕落についての二回目だ。

前編―「手ぶらで入廷?オッサン弁護士の堕落」はこちら

懲戒歴8回のツワモノも

懲戒処分を受ける弁護士の数は、ここ3年ほどは年間80件ペースで推移している。中にはひとりで2件の処分を食らっているケースもあるが、ほぼこの人数が懲戒処分を受けていると考えていい。その実に6割が60歳以上のベテランである。

本連載前号で、弁護士の登録番号へのこだわりや、4ケタ番号に対して払われる敬意などについて取り上げたが、その貴重な4ケタ番号の弁護士の中に、食い詰めた挙げ句に懲戒処分を受けている弁護士が少なからずいる。

4ケタ番号を持つ弁護士は、いちばん最短距離で弁護士になった人でもすでに75歳を超えている。60歳以上だと、大体1万6000番台よりも若い番号の弁護士ということになる。これよりも後の番号でも、司法試験合格までに何年かかかっていれば60歳を超えている。

前出の「弁護士懲戒処分検索センター」によれば、今年は懲戒処分件数が過去最高になる見込みで、今年1月1日から9月27日までの時点で76件。昨年の年間件数まであと3件に迫っているという。今年はまだあと3カ月以上残っており、過去最高を更新することはほぼ間違いない。

個別に懲戒事例を見てみると、懲戒歴8回という強者もいることがわかる。3カ月間の業務停止処分を受けたH弁護士は、1カ月の業務停止処分を受けている最中での業務停止処分だった。

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