米体操、「性的虐待」の被害者は265人以上に

米国体操連盟の元チームドクターが犯した罪

 1月31日、米ミシガン州シャーロットの裁判所で、少女たちに対する性的虐待で起訴された米国体操連盟の元チームドクター、ラリー・ナサール被告(右)に対する審理が行われた。被害者の数は265人以上と判明していることが明らかに(2018年 ロイター/Rebecca Cook)

[シャーロット(米ミシガン州) 31日 ロイター] - 米ミシガン州シャーロットの裁判所で31日、少女たちに対する性的虐待で起訴された米国体操連盟の元チームドクター、ラリー・ナサール被告(54)に対する審理が行われ、被害を受けた女性や10代の少女たちが次々に被害の実情を証言した。

同被告は既にミシガン州インガムとイートンの両郡における性的虐待の罪により最長175年の禁固刑を言い渡されていた。被害者の数はこれまで150人以上とされていたが、州検察官はこの日、合計で265人以上と判明していることを明らかにした。審理は最短でも3日間に及ぶもようで、少なくとも65人が文書または口頭で陳述を予定しているという。

このスキャンダルにより、同被告が勤務していたミシガン州立大学のトップと米国体操連盟の全理事が退任を余儀なくされた。米連邦議会は両団体と米国オリンピック委員会に対する調査を進めており、ミシガン州立大学の対応については州検察も捜査している。

またこの日、ミシガン州メリダンの警察当局は、2004年に当時17歳の女性患者から、診察の際にナサール被告から不適切な接触を受けたとの訴えがあったが、正当な医療行為だったとの弁明を受けて不起訴処分となっていたことを明らかにした。

地元自治体と警察当局はこの件について間違いを認め、女性に謝罪するという。

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