「2018年の10大リスク」の正しい読み方 トランプ大統領は、もはやリスクではない!?

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最後は恒例の競馬コーナーだ。週末は京都2400m芝のサラ系4歳上オープンのハンデ戦、日経新春杯(1月14日、京都競馬場11R、G2)が行われる。

遅咲きの6歳馬「パフォーマプロミス」に肩入れする

あまり多くない頭数(12頭予定)の中に、ちょっと狙ってみたい馬が居る。その名はパフォーマプロミス。

すでに6歳馬だが、キャリアはまだ11戦。体調面で不安を抱え、3歳9カ月でようやくデビューした。「スーパー未勝利戦」(毎年秋に各地で行われる、未勝利の3歳馬の中で一定の条件を満たした馬だけが出られるレース。ここで勝てないとJRA登録の競走馬は引退、地方などへの転厩など、難しい立場に追いこまれる)を勝って、そこから3連勝。その後はしばらく我慢のレースが続いたが、直近の5レースは1着―2着―2着―3着―1着と長距離戦でしぶといところを見せている。

今回、とうとう重賞レースに出場するところまで手が届いた。こういう晩成タイプ、人間でもときどきいるよね。つい肩入れしたくなるじゃないか。

例年の日経新春杯は、元気のいい4歳馬が制することが多い。しかるに今年の4歳馬は牝馬のリカビトスの1頭のみ。だったら6歳馬でも、キャリア的には若いパフォーマプロミスで勝負してみよう。鞍上は騎乗停止明けで、勝利に飢えているはずのミルコ・デムーロ騎手。斥量(きんりょう)も54キログラムと恵まれている。

ここは単複併せた応援馬券を買って、遅咲きのステイゴールド産駒の重賞初勝利を祈ってみることにしよう……と思ったら、似たようなことを考えている人が結構多く、意外と人気になっているではないか。ギャンブラーとしては、それはちょっと困る。でも、今週末は素直に好きな馬を応援してみることにしよう。これも競馬だ。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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