ボルト引退で高まる「次世代スター」への期待 スターとしての資質を持つ選手が現れている
[ロンドン 29日 ロイター] - 世界の陸上競技界をけん引してきた男子短距離のスーパースター、ウサイン・ボルト(30、ジャマイカ)が今年、現役を引退。陸上競技の人気を保ち続けるためにも若いスター選手の台頭が待たれている。
国際陸上連盟(IAAF)のセバスチャン・コー会長は陸上競技界の現状について「現在ほどレベルがきっ抗し、競技をめぐるストーリーに事欠かない時代は思い出せない」と発言。8月の世界選手権では男子走り高跳びで金メダルを獲得したムタズエサ・バルシム(26、カタール)など、スター候補としての資質を持つ選手も現れた。
そうしたなか、ボルト以外で最も注目を集めていたモハメド・ファラー(34、英国)は、トラック種目で出場するのが最後となった世界選手権の男子1万メートルで金メダル、5000メートルで銀メダルという結果を残した。
ファラーは師事していたアルベルト・サラザール・コーチが練習方法について米反ドーピング機関(USADA)の調査を受けていることについて不快感を示しており、既に同氏との関係を解消。今後はロードレースに専念するとしている。
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