「靴磨き」を習慣にデキる人とできない人の差 サッとひと拭きから人生が動き出す

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きれいな靴を履いている人を見ると、気持ちがいいと感じるものですが、それと同様に、自分の靴がきれいだと自信も湧いてきますし、ちょっぴり幸せな気分になるはずです。不思議ですが、靴がきれいなだけで昨日の嫌な出来事が吹き飛んだり、たとえ気がかりな案件があっても「前向きに立ち向かおう」、そんなポジティブな気持ちになれるものです。とにかく忙しい人でも、自分のきれいな靴が視界に入ったとき、まさか落ち込むことはまずないはず。

どんな精神状態の人も、きれいな靴でいることで損をすることはないのです。それだけ、きれいな靴にはパワーがあるということでしょう。靴はどれだけ気をつけて行動をしても、チリやホコリをかぶることは避けられません。だからこそ、靴磨きやメンテナンスをすることが大事なのです。そういう意味では、靴磨きも入浴も掃除も洗濯も根底のところは同じです。

いずれも最初は「ちょっと面倒」と感じることがあるかもしれません。でも、それらを終えたあとには必ず爽快感が訪れます。「わざわざやらなきゃよかった」と後悔する人なんて、いないはずです。

靴がきれいな人に、スーツがヨレヨレの人はいない

靴がきれいになると、足が靴になじむのが心地よくて靴下も薄くていいものを選びはじめます。するとパンツの丈やシルエットが気になりはじめます。最終的にはスーツ選びがうまくなり、ワイシャツも常にシワのないピシッとしたものを身につけたくなります。小物だってそれらに合うように、雰囲気のいいものを選ぶようになるでしょう。一方、靴と類似のアイテムと見られがちな腕時計と靴を比べてみます。

仕事のアイテムを選ぶとき、「腕時計」を重視する人は多いものです。腕時計は、万人にとってわかりやすいアイテムです。ブランドの価値も広く知られていますし、個性も出しやすいので、いちばんお金をかけたくなる気持ちはわかります。 

一つ気をつけていただきたいのは、腕時計はたとえ高級で良質なものを着けても、それだけでは全身が洗練されたものにはなりにくいという特徴があることです。それは、腕時計が全体の印象を決める靴やスーツやシャツと直結しないという理由からです。

結果、高級な腕時計にヨレヨレのシャツやスーツというスタイルのビジネスマンも見受けられます。いわゆる「ちぐはぐなファッション」の人です。高級腕時計を着けている人に、スーツがヨレヨレの人はいます。けれども、靴がきれいな人に、スーツがヨレヨレの人はいないのです。

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