ファーストレディ務めた元女優の意外な経歴 鳩山由紀夫を支える妻の華麗な立ち振る舞い
1人息子の紀一郎さんは大学の准教授となり、すでに自立しているため5LDKの大豪邸で夫と2人優雅な夫婦生活を送っている。
名門一家の夫である由紀夫さんと幸さんは、どうやって出会ったのか? 実は2人の出会いを週刊誌はこう報じた。
「不倫略奪婚」
いったいそれは、どういうことだったのか。
政界屈指の御曹司がバツイチ女性と結婚
1943年、新聞記者として働く父の次女として幸さんは誕生。神戸に暮らしていた。「これからの時代は女性も英語力が必要だ」という両親の考えのもと、幼い頃から英語を学んで育った。家族4人、裕福に暮らしていたが、10歳の時に父親ががんで他界。以降、母と姉との3人暮らしとなる。
そんな家庭環境の中、幸さんは規律の厳しい小学校に入学。そこで一風変わった存在感を放つ。校則で髪型は「三つ編み」か「おかっぱ」と厳しく決められていたのにもかかわらず、幸さんは1人だけ校則違反のマッシュルームカットで登校していたという。
「私は結構、自分の好きなように動いていたので、困った生徒だなと思っていたと思います……」(幸さん)
幸さんは幼少期から自分の意志を曲げないガンコな気質。この性格がのちに彼女の人生を良くも悪くも大きく左右させる。
1959年、16歳で宝塚音楽学校に入学すると、娘役として6年間活躍。そして退団後の1969年、26歳の時にある男性との出会いがあった。
「僕の知り合いで、結婚相手を探している人がいるんだ……」(知人)
「(お見合い写真見て)へ~!」(幸さん)
「お見合いしてくれる人いないかな?」(知人)
「う~ん、あっ! ねえ、これって私でもいいの?」(幸さん)
軽い気持ちでお見合いした幸さん。相手は料理人だった。その男性とは1年の交際後に結婚した。そう。実は幸さんは由紀夫さんとの前に一度、結婚していた。
そんな幸さんが、その後、由紀夫さんとどう出会い結婚に至ったのか。実はそこには、いくつもの不思議な出来事があった。
最初の結婚で幸さんはアメリカで日本料理店を経営する男性に嫁ぐため渡米。得意の英語で難なく店に立ち、海外生活も順調にスタートしていた。
そんなある日のこと。幸さんが日本に一時帰国した際、知り合いから1人の青年を紹介される。
「近々、アメリカの大学に留学するので、なんか困ったことがあったら相談に乗ってあげてほしいんだよね……」(知人)
「ええ、もちろん……幸です! よろしくね!」(幸さん)
「よろしくお願いします。鳩山です」(由紀夫さん)
なんとも不思議な空気をまとった青年。それが当時22歳、東大工学部を卒業後、スタンフォード大学への留学を控えていた由紀夫さんだった。