マグリット紛失作品は「別の絵の下」にあった 「The Enchanted Pose」の右上部分
[ブリュッセル 14日 ロイター] - ベルギーの画家ルネ・マグリットが製作した4分割された作品のうち、行方が分からなかった4枚目の絵画が、別の作品で上書きされていたことがX線調査で明らかになった。
行方不明だったのは1927年に製作された「The Enchanted Pose」の右上部分。
ベルギー王立美術館がリエージュ大学の考古年代測定センターと協力してX線写真を使って調査し、同美術館にある1935─36年製作の絵画「God is not a Saint」の下に描かれていることを先月突き止めた。
マグリットは1932年、最初に描かれた絵を分割しキャンバスを再利用した。恐らく経費を節約するためとみられている。
1つ目のピースは2013年、ニューヨーク近代美術館が所蔵する1935年の作品「The Portrait」の下に描かれていることが発見された。残りの2枚はストックホルムと英ノリッチで見つかっている。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら