有料会員登録 東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資

再生機構解散から1年半、支援先企業の「再生」は道半ば

7分で読める 有料会員限定
2/3 PAGES

 「土砂降りが続く山陰地方を象徴するような倒産だ」。信用調査会社の担当者がこう評するのが、昨夏破綻したアメックス協販のケースだ。再生機構の支援を受け、約33億円の金融支援(DES、債権放棄)を受けた。しかし、和風瓦にこだわり、近年主流の洋風瓦への対応が遅れた。焼成用のLPG高騰に加え、「住宅着工の長期低迷やほかの屋根材との競合激化で、製造業者の倒産が相次いでいる」(業界関係者)。

再生機構の支援対象になったのは、アメックスグループの13社だが、中には債務超過でない会社もあったという。「グループ全体で残すほうが再生しやすい、というのが当時の判断だったと聞いている」(島根県担当者)。県は国(当時)と合わせ13億円強の債権を保有していたが、再生機構に約4億円で売却した。仮に会社清算ならこの4億円も回収できなかっただろうが、2年半後の自己破産。皮肉な結果となった。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数