職場で横行する、未婚者への「排除の論理」 「独身だから昇進させない」はまだ続いている

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協調性やリーダーシップが問われる時代

確かに、近年企業においては「チームで仕事をする重要性」が高まりつつあります。就活の採用試験においても、個々の面談よりもグループワークによる印象が評価されるなど、集団の中でどう協調性やリーダーシップを発揮するかが問われるようになりました。チームワークの最大のメリットは、メンバー個々人がバラバラに自分の業務を遂行したときの総和以上の相乗効果がもたらされる点です。

これに対して異存はありません。しょせん単独でできる仕事のレベルは知れています。組織での仕事は決して1人だけで完遂できるものではありません。企業という組織の一員として働く以上は、単独ではなく、チームとして仕事に当たることが社会人として当然の心掛けだ、という言い分もそのとおりです。

しかし、チームというまとまった生き物がいるわけではなく、それを構成するのは一人ひとりの個人です。人にはそれぞれ向き不向きというものがあります。仕事の内容によりますが、1人で黙々と作業したほうが、効果・効率が上がる場合もあります。

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