大前研一が断じる「今後に勝ち残る人材戦略」 「従来型の組織人事制度では成功できない」

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データベースは5段階評価のようなものではなく「この問題が発生したとき、彼はこのような解決策を出した」というように、必ず記述する方式にする。そうすればそれを読んだ人が、「彼はこういう人間だから、次はこのアサインメントを与えよう」と的確に判断することができる。ただし、評価する立場の人間は、自分の仕事時間の10~15%を、そのために使うようにしなければならない。

スキルギャップ会議を設置、人材育成には10年かかる

それから「人材過不足会議(スキル・ギャップ会議)を設置するといいだろう。 10年後、こういう会社にしたいが、それを達成するにはこのスキルが社内に不足している。これがスキルギャップであり、これをどうやって埋めていくかを定期的に話し合い、対策を立てるのだ。

次ページつねに10年後の会社の姿をイメージするのが大事
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