仕事のできない人は「アポ取り」がなってない 「課長どまりの男」と「のぼりつめる男」の差
細かいことのようですが、面談の時間の示し方にも、相手への配慮ができるか否かはあらわれています。
たとえば、ある日の面談候補日をもらい、「13~15時でお願いしたい」と返信するとき。こんなふうに書いてしまうことって、ありませんか?
「●月×日、13時から15時でよろしくお願いいたします!」
実は、これももう一歩、相手への心配りが足りない文面といわざるをえません。
というのも、これだけでは、「13時にスタートして15時までの2時間」なのか「13~15時のうち1時間」なのか、事前に情報がないかぎり、相手は判断がつきません。再度「2時間ということですか? 1時間という意味ですか?」と、問い合わせをする必要が出てくるのです。
「この書き方は、相手は一読しただけでわかるものなのか。この文面だけを秘書や部下が一読したときに、違った解釈を招いてしまわないか?」
仕事ができるのぼりつめる男というのは、ここでも想像力を働かせて、相手の手間を最小限にすることを徹底しているのです。
課長どまりの男ほど、やりがちな「資料の再チェック」
ようやく取りつけたアポイント。初めての訪問先に、約束の時間よりも少し早く到着したとき。実はここにも、課長どまりの男とのぼりつめる男との違いがあらわれています。
高い業績を上げているビジネスパーソンは、初めて訪れたオフィスで、実に入念に、その会社の隅々を観察します。会社の「顔」となる受付の内装や、そこに置かれた調度品、出入りしている社員の身なりや表情に注目して、会社の社風や価値観、こだわりなどを感じようとします。面談相手とのコミュニケーションに生かす人も多いでしょう。
受付で、「かならずチェックすべき」という場所があります。それは、受付にある「内線番号表」です。
「受付○番におかけください」としか案内がないケースがありますが、企業によっては、すべての部署や、さらには各部署のメンバーの名前まで掲示されていることもあります。
その、内線番号表を必ずチェックするのです。
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