年収5000万円女子の婚活がこうも難しい理由 腰掛け希望だった彼女が求める「究極の男性」
さらに年収が2000万円を超えてくると、もはや世の中に存在するほとんどの男性が自分より稼いでいない男になってくる。自分より稼ぎの低い世の多くの男性に対して、男性的な強さを感じにくくなってくるのは想像に難くない。そうした状況になったとき、女性が男性に何を求めるかというと「権威」である。超高収入女性が男性を選ぶ条件の第2ステップだ。
権威の象徴として真っ先に挙げられるのが、権力だ。具体的には、政治家の卵などが好例であろう。ほかには、家柄も代表的な権威の1つだ。代々続く老舗企業の御曹司や大企業創業家の息子などに代表される良家の坊ちゃんをイメージするとわかりやすい。
本間さんも、年収が2000万円を超えた頃から、慶應幼稚舎卒の名家のグループの男性たちと仲良くするなど、恋愛で権威を手に入れるべく人間関係の構築に力を入れていた。実際に強く結婚を意識した男性もいたというが、ゴールインまでには至らなかった。
その理由を尋ねると、「やっぱり、相手の男性を尊敬してなかったからかしら。あと、いい自分を見せちゃおうと無理しちゃう。私は自分の劣等感を埋めるために家柄が欲しかったのですが、相手も馬鹿じゃないから、それを見透かされていたのかもしれません」(本間さん)と屈託のない笑顔でほほ笑んだ。
結果、どのような男性を選ぶのか?
そうした権威を恋愛で手に入れることをあきらめたとき、「年収5000万円女子」はどのような男性を選ぶのであろうか。
40歳を超えてから幸せな結婚をした本間さんだが、その男性との結婚を決意した決め手は、彼の生き方に感銘を受けたからであった。当時、本間さんは超高額のおカネを稼いではいたものの、会社員として勤務することの限界を感じていた。
本間さんの夫は、会社の看板に頼らず自らの力量で世に価値を提供し、自分の考え方を貫き、他人の意見に惑わされない、ぶれない生き方をしている企業経営者であった。そんな生き方をしている男性こそ、どんな逆境もはね返せる本当の強さを持った男であることに、本間さんは気づいた。
30代で未婚の藤沢さんに、好みのタイプの男性を聞いてみると、「ある程度の経済力や基本的なレディファーストのマナーは持っていてほしいです。あとはやっぱりプラス思考の人。人の悪口ばかり言ったり、会社の愚痴をこぼしてばかりの男性はNGです。自分の仕事には誇りを持って取り組んでいてほしいです。好きな趣味や食べ物をしっかりと持っていて、それが私と合うなら最高ですね」といった回答が返ってきた。
「年収5000万円女子」が最後に行きつく先は、自分の価値観を定めて力強く生きている「自分軸」を持った男性だ。超高収入女性が恋愛対象として男性を選ぶ際、最後に重視する3つ目の条件こそ、こうした自分軸を持った男性だ。
年収5000万円女子。見たこともない大金を稼ぐ希少な女性である。しかし、ここで見たように、結婚においては意外にも回り道をしている。大金を手にした彼女たちが最後にたどりつく男性こそ、おカネでは手に入れられない「究極の男性」といえる。
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