年収5000万円女子の婚活がこうも難しい理由

腰掛け希望だった彼女が求める「究極の男性」

このように、本間さんもまた当初からキャリアウーマン志向があったわけではなく、藤沢さんと同様、結婚相手を求めて腰掛け的に会社に就職した女性にすぎなかった。

飛躍のきっかけは転職

では、当初結婚目当てで就職した女性がどのように「稼ぐ女性」に変貌していくのか。そのきっかけは「転職」である。

藤沢さんの場合、1社目の外資系金融機関に数年勤務した後、別の同業他社に転職したが、これが奏功した。転職し、営業ウーマンだった藤沢さんの取扱商品や担当顧客層が大きく変化したが、これが吉と出た。また、新しい職場で構築した人間関係や、フレックス出社ができる勤務形態への変化も、藤沢さんにとってより居心地のよい環境となった。

何より、報酬体系がより歩合の色合いが強いものに変わったことの影響が大きかった。より働きやすい環境を得て営業成績を飛躍的に伸ばす藤沢さんの年収を大きく押し上げる効果をもたらした。

本間さんの場合も、飛躍のきっかけは転職だった。都銀に勤務して5年ほど経ったとき、たまたま友人が勤務する外資系証券会社で事務職の求人があった。その友人から声をかけられて面接に臨んだ本間さんはすぐに合格の通知をもらう。せっかくの機会だからと本間さんは新たな職場への挑戦を決意する。

事務職として新職場での丁寧な勤務ぶりが上司の目にとまって、転職から3年ほどしたある日、本間さんは営業職への転身を打診される。社会人になって以来事務職しかしたことのなかった本間さんにとって大きな環境変化であったが、本間さんはここでも新たなチャレンジに身を置くことを選択した。

外資系証券の営業職といえば、成績が悪ければクビも当たり前、逆に好成績を収められれば何千万円もの収入を得られるプロ野球選手にも似た報酬体系の世界である。こうして、本間さんは20代後半にして、大金を稼ぐステージへ身を投じた。

営業職へ転身したといっても、それは大金を稼ぐための機会を得たにすぎない。そこで所属企業が求める成果を出し続けていかないと、容赦なく淘汰される厳しい世界である。そうした世界で生き残るには、もちろん血のにじむような努力が必要となる。そうした努力を続けるには何が必要かというと、それは強い「モチベーション」だ。

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