Facebookが考えるコミュニケーションの未来

AIが日常の対話を変えていく

360 Photos on Facebook

360 Photos on Facebook

東洋経済オンラインさんの投稿 2017年9月27日

リアルな空間や体験の共有というところでは、Facebookの「360度コンテンツ」も注目を集めています。2016年からFacebook上で360度写真を投稿できるようになりましたが、現在Facebook上には7000万以上もの360度コンテンツが投稿されています。また、今年8月の機能アップデートにより、特別なデバイスがなくてもFacebookのアプリで簡単に360度写真を撮影し、投稿できるようになりました。

より簡単に360度ライブ配信を楽しむことのできる「Live 360」は、VRにも対応し、今年7月のアップデートで4Kライブ配信も可能になるなど、ますます没入感を高めており、どんな新しいコミュニケーションが生まれるのか、私自身とても楽しみです。

AIが日常のコミュニケーションを変える

先進テクノロジーとしては、AI(人工知能)の技術開発にも注力しています。すでにAIは、Facebookに投稿される動画や写真の解析ツールとして運用されています。たとえば、AIテクノロジーは、あるユーザーから今投稿された動画は、「赤ちゃんが、ユーザーであるお母さんを見て笑っている」という内容だと判断します。その情報の蓄積が、各ユーザーのニュースフィードに最適なコンテンツを表示することにつながるのです。

ですから、Facebookのニュースフィードに表示されるコンテンツは全世界20億人のユーザー、一人ひとりで異なります。またAIは、Facebook上に投稿された暴力的なコンテンツやヘイトスピーチなどの不適切なコンテンツについても判断することに寄与しています。

このAIテクノロジーを応用し、視覚障害を持つ方のための開発も進めています。Facebookはたくさんの視覚障害者の方々にご利用いただいていますが、ビジュアルコミュニケーションが主流の今、視覚障害者の方々にとって投稿内容が把握しづらいことも多々あります。AIで解析した動画や画像の内容を、視覚障害者の方々に音声で的確に伝えることで、あらゆるコミュニケーションを進化させたいと私たちは考えています。

AIテクノロジーはARにも活用されています。カメラエフェクトという機能では、人の顔の輪郭や目、口の位置をAIテクノロジーで正確に認識します。そこにハロウィンのマスクなどの楽しい画像を合成したり、口から炎を噴いた動画にしたりすることができます。

この応用として、テーブルの上のカップを写して、そこを中心にバーチャルなゲームのフィールドが広がり、みんなで空間を共有しながらプレーするといったことも近い将来可能になるかもしれません。

ARゲーム

Facebook連載の第2回記事で使用する動画です。

東洋経済オンラインさんの投稿 2017年9月27日
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