iPhone、飛躍を遂げた「X」は新機能満載だった 顔認証・無線充電・有機EL・赤外線カメラ…

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アップルは新製品発表会で、新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」を発表した。前・背両面ともガラス製のデザインで、顔認証によるロック解除などの新機能を搭載する。写真は同日の新製品発表会で(2017年 ロイター/Stephen Lam)

[クパチーノ(米カリフォルニア州) 12日 ロイター] - 米アップルは12日開催した新製品発表会で、新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」を発表した。前・背両面ともガラス製のデザインで、顔認証によるロック解除などの新機能を搭載する。

アイフォーン10周年記念モデルとなる「X」は、画面下にあったホームボタンがなくなり、画面は前面をほぼ覆いつくす5.8インチとなったほか、有機EL(OLED)を採用。さらに、指紋ではなく顔認証に対応するほか、無線充電や赤外線カメラといった新機能を搭載する。

クック最高経営責任者(CEO)は「初代アイフォーンから最大の飛躍」と語った。

iPhone Xは11月3日発売

価格は999ドルから。発売は11月3日となる。

今回は事前に新製品の詳細が報道されていたことから、サプライズはほとんどなかった。ただ、iPhoneXの価格にはなお驚きの声も上がり、発売日を巡っては年末商戦を前に生産の遅れを懸念する見方が出た。

アップルの新製品は通常、発表から1、2週間以内に発売される。クックCEOは11月3日の発売日について、投資家に示した見通しと一致していると説明した。

フォート・ピット・キャピタル・グループのシニア株式リサーチアナリスト、キム・フォレスト氏は「10月上旬か中旬といった、より早い時期のほうが望ましかった」と語った。

アップルの株価は0.4%安で終了。新製品発表会が行われている間、一時1%高まで買われる場面もあったが、その後下げに転じた。

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