新型フィット、ホンダが経営もモデルチェンジ

「北米頼み」からの転換

9月5日、これまで北米に頼ってきたホンダの自動車ビジネスが、新型「フィット」シリーズの投入を機に大きく変わりそうだ。写真は同社のロゴ。都内のショールームで昨年1月撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 5日 ロイター] - これまで北米に頼ってきたホンダ<7267.T>の自動車ビジネスが、新型「フィット」シリーズの投入を機に大きく変わりそうだ。同シリーズの刷新に、ホンダは世界6地域を同時に活用して開発や部品調達を行う新戦略を導入。小型車・新興国などでも利益を拡大できる経営体質の実現に動き出している。

「2009年の社長就任以来、『フィット』を世界一のコンパクトカーへ成長させることがホンダの成長戦略の根幹となると夢見て考えてきた」。伊東孝紳社長が5日の新車発表会で語ったように、新型「フィット」はホンダが今後を託す最重要車種だ。

「フィット」は世界120カ国以上で販売する主力小型車だが、「アコード」や「シビック」、「CR─V」など北米で人気の大きな車に比べて利幅が薄い。リーマン危機以降、成長市場が新興国へ移る中、北米だけでなく、新興国でも収益を上げられる体制に転換することが急務となっていた。

調達コストは2割削減

今回の「フィット」の全面改良では、世界各地域の開発拠点が初期段階から開発に参画する「6地域同時開発」の手法を導入。早い段階から世界でまとまった生産台数を確保しつつ、部品を世界でもっとも低コストで生産できる地域から仕入れることで調達価格を引き下げた。

軽自動車と小型車の事業を統括する竹村宏参事は、新型「フィット」の調達コストは従来に比べて「2割程度下がった」と説明。一般的に利益を出しにくいとされる小型車の分野でも、収益面で確実に貢献できる車両に仕上ったと強調する。

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