「北朝鮮危機」、米海軍の元高官が語る核心 戦争勃発の可能性は5→10%に高まった
朝鮮半島に「冬来たる」
人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(『氷と炎の歌』)」になぞらえれば、朝鮮半島はあたかも「冬来たる」(=戦乱が迫っている)の様相だ。9月3日の北朝鮮による水爆実験を受け、朝鮮戦争以来、緊張は最高水準になっている。
戦争が勃発する可能性は、これまでのおよそ5%から10%へと上昇した。大して重要な変化に見えないかもしれないが、事態の進展ぶりが気掛かりなのは確かで、世界は、これまで同様に2つの問いに引き戻されている。すなわち、「金正恩(キム・ジョンウン)は何を望んでいるのか」と「われわれは何ができるのか」だ。
先日、私はサンフランシスコのラジオに次のように語った。1つ目の問いに対する答えは明快だと考えている。すなわち、金正恩は大量破壊兵器の保有を望んでいる。これまでの各国による関与と対話からも明らかなように、国際社会から敬意を払われる存在になるという目標を達成できる。そして、北朝鮮の人びとに支えられた、極めて愉快な暮らしを続けられるからだ。





        
        
        
      
        
      
          
          
          
          
        
        
        
        
        













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