「総資産が多い」国公立大学ランキング150校 東大が断トツ、2位京大、6位に筑波大食い込む

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1位は東京大学の1兆3961.7億円だ。2位以下に3倍近い差を付けた。ちなみに、私立大学の総資産トップの日本大学が7372.6億円(2015年度)で、こちらにも2倍近い差となっている。

資産の内訳をみると、約6割の8854億円が土地となっている。東京大学は、本郷キャンパスや弥生キャンパス、駒場キャンパスなど、都心の一等地に広大な土地を有している。さらに北海道富良野市にある農学生命科学研究科の演習林(2億2715万㎡)を筆頭に、全国各地に多くの研究所を抱えており、その総面積は3億2600万㎡に及ぶ。日本の国土の0.1%弱という数字だ。このほかの資産は建物が2013億円、現預金が1110億円、工具機器512億円、図書436億円となっている。

2位は、4989.6億円で、京都大学がランクイン。土地が1654億円、建物が1564億円、現預金が664億円となっている。

3位は大阪大学で、総資産額は4684.6億円だ。土地2225億円、建物1152億円、現預金485億円という内訳になっている。

北大は土地が広くても金額が低い

4位九州大学(総資産4371.5億円)、5位東北大学(総資産4306.0億円)と旧帝大が続くものの、6位には総資産3943.9億円で、筑波大学が入った。内訳は、土地が2485億円、建物953億円。土地の資産額では、京都大学や大阪大学を上回る。

土地の資産が総資産の半分を占めている大学が多い。地価などの関係から、都市部にある大学が総資産額ランキングでは上位を占める傾向となっている。9位東京工業大学(総資産2280.6億円)は東京都目黒区にある大岡山キャンパスなどの土地資産が1389億円、10位の千葉大学(総資産2241.3億円)の土地資産は1654億円だ。

保有する土地が約6億6000万㎡と、東京大学の2倍以上で東京23区を超える規模となっているのは、7位の北海道大学(総資産2958.7億円)。土地の資産額は1281億円。どんなに土地が広大でも、金額は東大の7分の1という数字になった。

ちなみに公立大学のトップは、16位の首都大学東京で1550.4億円。19位に大阪市立大学(総資産1353.9億円)と続く。公立大学の多くは数億円から数十億円という資産規模で運営している大学も多い。

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