有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

「ナチュラルローソン」は、なぜ増えないのか 消費者の健康志向にジャストフィットだが…

6分で読める 有料会員限定
2/3 PAGES

真っ先に挙げられるのが商品面のハードルだ。商品開発は通常のローソンとは別の部隊が行う。ナチュラルローソンの谷口佳明・商品部長は、「エッジの立った商品が多く、店舗が増えすぎると供給できない商品もある。かつて目標に掲げた店舗数を達成するのは容易ではない」と打ち明ける。

看板商品の一つである「吉本牛乳最中アイス」(税込291円)。このアイスは、わずか4軒の酪農家から仕入れた生乳を使用した、高知県産の吉本牛乳を使っている。最中も滋賀県産のもち米を使うなど、とことん原材料にこだわった商品だ。

野菜の下ごしらえを人の手で

そのほか、地域商材を発掘した例として「黒埼茶豆」が挙げられる。これは新潟県西区黒埼地区で栽培される茶豆だ。7月中旬~8月上旬にかけての短い期間のみ栽培される品種で、独特の甘みと香りが特徴とされる。「ナチュラルローソンでは特定産地の商品が多数あり、大量生産するのは難しい」(谷口部長)。

ナチュラルローソンの商品開発の一コマ。右が竹増ローソン社長(撮影:大澤誠)

主力商品のサラダも一味違う。今年5月、通常のローソンではサラダの品目数を16から26に増やしている。ただ、ナチュラルローソンの場合、通常のローソンのサラダよりも製造過程における手作業の割合が大きい。野菜の下ごしらえやカットも人の手でやることで、おいしさが際立つという。こうしたこだわりが生産量を制限している面がある。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数