“ぶつからない車”、本格普及へ着々 「走る自転車」を検知する自動ブレーキも登場

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人知を超えた判断と自動操作で衝突事故を防ぐ――。自動車メーカーが安全な車の究極の姿として目指す“ぶつからない車”の本格的な普及に向けた動きが、着々と進んでいる。国内外の主要メーカーが、戦略車を中心に続々と最新装備の搭載を始めているのだ。

スウェーデンの自動車メーカー、ボルボは8月27日、「ボルボ60シリーズ」(S60、V60、XC60、=タイトル下写真=)などを改良し、2014年モデルとして発売した。2011年に発売を開始したスポーツセダンやワゴンなどで構成する車種で、今回はデザインが大幅に刷新された。価格は379万~559万円の設定となる。

走る自転車への後方追突を防ぐ

今回の改良による変更点の1つが、従来車種から採用してきた、歩行者を検知して自動ブレーキを作動させるシステムの進化。新たに「走行中の自転車」も検知できるようにした。大人用の自転車で地上70センチメートル以上の高さに反射板が装備されていることが条件となるが、車と同一方向に進む自転車を真後ろから検知して、衝突の危険を察知した場合に自動ブレーキが作動する。

メルセデス・ベンツの新型「Eクラス」のカブリオレ

こうした高度な自動ブレーキシステムは、高級車を中心に広がりつつある。ドイツの高級車大手メルセデス・ベンツも今年投入した新型「Eクラス」、11月に発売を開始する最高級モデルの新型「Sクラス」に安全運転支援システム「レーダーセーフティーパッケージ」を導入。前方を横切るクルマや歩行者の飛び出しをとらえ、音で警告するとともに、ドライバーが警告に反応しなければ、自動緊急ブレーキをかけるといった機能などを備えた。

これはステレオカメラとミリ波レーダーを組み合わせて実現できる技術で、同様の装備はトヨタ自動車が高級車ブランド「レクサス」の最上級モデルの「レクサスLS」に、昨年(2012年)10月からオプション設定している。

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