ビールで「太らない」「酔わない」ためのコツ

「とりあえず生!」は科学的に正しい

さらに注目すべきは、ビールの「GI値(Glycemic Index)」。その食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを測ったもので、GI値が高ければ高いほど血糖値が上がりやすく、低ければ低いほど上がりにくいとされています。

なぜGI値に注目し血糖値の増減を気にするのかというと、この数値が太るか太らないかのカギを握っているからです。私たちの体は、血糖値が上がった分だけインスリン(糖や脂肪を細胞内に吸収するために働く物質)を分泌します。インスリンの分泌が多ければ多いほど、糖や脂肪が細胞内に取り込まれます。つまり、インスリンを過剰に分泌させない=血糖値を上げすぎないことが、余分な皮下脂肪や内臓脂肪をつけないための秘訣なのです。

ダイエットではGI値の低いものから食べることが基本ですが、これはドリンク類にも同じこと。さらにGI値は最初に胃に入れる食べ物によって左右されるので、「最初の1杯」のチョイスは最重要事項なのです。

ビールのGI値はおよそ35。ダイエットに向いているのはGI値60以下の食品といわれていますから、「とりあえずビール」には何も問題がない、というより、それどころか非常に好ましいことがわかるでしょう。こう考えると、ビール自体はダイエット飲料であるという考え方もできるわけです。

二日酔いを防ぐ「1杯飲んだら1杯」の法則

二日酔い対策は複数ありますが、最も簡単で手軽なのは、やはり水の力を借りることだと思います。やり方は簡単。「お酒1杯につきチェイサー1杯」のペースで、アルコールと水を交互に飲むようにするだけです。

ともすると、「二日酔いになってしまったら水を飲みましょう」「吐いてしまったら水を飲む」などと、悪酔い・二日酔いの状態になってしまった後で初めて水を飲むという場合が多いのではないでしょうか。

水分補給は、確かに対処法としても有効です。しかし、飲んでいるときにしっかり水分補給をしていれば、そもそも悪酔いも二日酔いも未然に防ぐことができるのです。翌日に重要な予定があるときには、必ずチェイサーを手元に置き、飲みながらしっかり水分補給をすること。空きっ腹で飲まない、一気飲みをしない、飲みすぎない……といったことももちろんですが、ぜひ、「ジョッキを空けたら、まずチェイサー」を心掛けてみてください。それだけで、よりおいしく、楽しく、そして長く、お酒を堪能できることでしょう。

渇ききったのどにしみわたる1杯目のビールがもたらす幸福感は言葉にできません。しかし、酔いたくない日は、その幸福感を3分だけ待つといいでしょう。

一気飲みは、正直あまり体にはよろしくありません。その理由のひとつが、急激な体内へのアルコールの流入です。飲んだアルコールの2割程度は胃から吸収されると考えられていますが、空腹の状態であればあるほど、胃からの吸収速度は速く、一気にアルコールが肝臓へ回ってきます。突然のアルコール襲撃に見舞われた肝臓は急いで仕事に取り組みますが、準備不足で十分な機能が発揮できず、分解できないアルコールが累積していくというわけです。

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