「4代目ロードスター」をつくった男の頭の中 目指したのは運転が知らずにうまくなる車だ

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――では、開発主査は?

「前任の山本修弘主査から指名を受けまして。もちろん、それが会社の経営陣から承認されたからこうしていま、ここにいるわけですが」

アフォーダブルと、人馬一体

――中山さんが考える、あるべきロードスター像とは?

「ライトウェイト・スポーツカー。アフォーダブル。それと、人馬一体」

――なんか、同じですけど?

「"人馬一体"って、突き詰めていくと、人によってイメージするところが微妙に……。必ずしも判で押したように同じとはいえないんです。たとえば山本さんの場合でいうと、"クルマの存在が消えるんやあ!!"って。あーこれ、字になったら伝わらないですね(笑)」

――中山さんの"人馬一体"は?

「横に乗っている人の頭がカクンとならない。知らず知らず運転が上手になるクルマ。そういう感じです」

初代NAは御本尊──マツダ・ロードスターの開発責任者、中山 雅さんに聞く

デザイナー=スタイリストとは、ソリューションをビジュアル化する役目の人でもある。開発主査の彼がロードスターを、乗って具体的にどんな感じのクルマにするか、したのかは、もちろん、これからわかる。

中山 雅(なかやま・まさし)
1965年生まれ。89年、内装のデザイナーとしてマツダに入社。欧州勤務を経て、2011年ロードスターのチーフ・デザイナーに。16年、同車の主査兼務となる。実家はお寺だそう。

(文:森 慶太)

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