女性にとって、40代は結婚をあきらめるかどうかのひとつの大きな分岐点でもあるからです。なぜでしょうか。それは、女性の結婚動機が出産と強く結び付いていることによります。女性にとって、「子どもがほしい」という気持ちは、結婚への大きな動機づけとなっており、「出産をあきらめる」という決断をした時点で、「結婚する女」から「結婚しない女」へと変わる層も中には存在するのです。
もちろん、40歳を超えたら出産ができないわけではありません。事実、最近では40代での初婚カップルが増えており、厚生労働省の2015年「人口動態統計」によれば、40代以上で第1子を出産した女性の数は、約2万1000人です。これは、未婚化上昇の分岐となった1990年と比較すると約7倍に増えています(ただ、それでも40代以上での第1子出産比率はわずか4.4%にすぎないのです)。また、子どもを持たない前提で結婚するカップルもいます。
ソロ女の7割は「1人が好き」
では、以下にソロ女の行動・生活意識の特徴を具体的にご紹介していきたいと思います。それぞれ、ソロ男および既婚男女の数値と比較しています。
まず、「誰かと一緒の生活と1人の時間の生活とどっちが充実するか」という質問をしました。既婚男女で「1人の時間のほうが充実する」と答えているのは、わずか1割程度しかいません。一方、ソロ男・ソロ女は圧倒的多数が「1人好き」です。しかも、ソロ女のほうがソロ男を大きく上回っている点が注目されます。ソロ女の約7割が「1人好き」なんです。通常「孤独を好む」のは男性に多い特徴といわれていますが、ソロ女に関して言えば、むしろ男性を凌駕しているのです。
さらに、「結婚生活に大事なのはおカネなのか、愛なのか」という質問をしたところ、予想どおり、ソロ女だけが突出して「カネが大事」と回答しています。「愛が大事」と答えたソロ女は2割に満たない状況です。
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