9月の秋相場は、波乱の予感 方向感のない相場は、疲れるから嫌い

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(撮影:尾形 文繁)
相場は徐々に商いが薄くなり、煮詰まってきた感があるが、その割には、日中の株価の変動幅は依然大きい。儲けるのはなかなか難しそうだが、カリスマ投資家の内田衛氏はこの間、どんな取引をしていたのか。どうやら、1銘柄に1回だけ、買いを入れただけだったようだ。今後の相場観についてはどう考えているのか、「株日記」をのぞいてみよう。

外食の低位株・ジーテイストを買い増す

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【8月5日(月)】神戸物産(3038)子会社で外食のジー・テイスト(2694)を60円で2300株買う。注文は60円で1万6000株買い注文を出していたが、一部約定。8万4000株保有しており、10万株にするための買い注文。

【8月6日(火)】NYダウは、46ドル安の1万5612ドルと小反落。日経平均は、一時200円安もあったが、大引けでは、143円高の1万4401円と上昇した。5月23日までの相場では、日経平均とNYダウは連動していたが、最近は方向感のない相場で、短期でやるとしても難しい相場だ。私はこういう相場は疲れるので、見ているだけにしている。

【8月7日(水)】NYダウは、93ドル安の1万5518ドルと続落。日経平均は、576円安い(4%)1万3824円と大暴落。下げ幅は今年4番目の大きさ。上げるときはゆっくりだが、下げる時は早い。宝くじを買うつもりで、期日間際のプットオプションを買ってみても面白いかも。

【8月8日(木)】NYダウは、48ドル安の1万5470ドル。日経平均は、後場寄りに200円高し、1万4000円台を回復したが、大引けでは219円安の1万3605円と下げ止まらず。6月27日以来の安値。

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