絶好調「バイマ」、次の一手は海外進出 サイト運営するエニグモ、中古にも布石
また、スマホ向けサイトのデザインを昨年修正したのに続き、この6月にはPCとタブレット向けサイトのデザインを修正。拡大表示機能でより見やすく、検索機能の強化でより使いやすく変えた。昨年のスマホ向けデザイン修正は、その後のスマホ経由の利用者増に大きく貢献した。今回のデザイン修正では特に、現在は取引の1割に過ぎないタブレットからの利用を3割以上へ引き上げる狙いもある。
足元のバイマ事業が絶好調に推移する中で、エニグモが次に狙うのは、海外市場、そして中古市場である。
バイマ英語版が7月始動
エニグモは昨年12月、米国のソーシャルサイト「カブードル(kaboodle)」を運営するイメージネットワーク社に資本参加。アフィリエイト収入が収益源のカブードルはそのまま事業を継続することにしたうえで、米国やカナダ、オートラリア、英国など英語圏を中心に200万人という同社の会員向けに、日本での経験で磨いた決済機能をつけた、英語版バイマといえる「アヴェニューK(AVENUE・K)」を立ち上げ、7月から稼働を始めた。
アヴェニューKは、まずは会員限定のサイトとして、登録を受け付ける。ここには、今年の株主総会で共同CEOの座を退いた田中禎人氏も立ち上げに尽力しているという。
同じタイミングで、韓国でもバイマの始動が発表された。6月に増資した現地子会社のエニグモコリアで韓国版バイマの開発をスタート。年内の稼働を目指すという。グローバル展開の動きも本格化しそうだ。
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