梅雨の「なんとなく不調」を取り除く方法 濃いコーヒーや鶏肉がなぜ効くのか?

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熱いシャワーは、心拍数、血圧、体温を上昇させ、体をアクセルモードの交感神経へパキッと切り替えてくれます。だるさや雨の日特有の眠気に非常に効果的です。

シャワーの後には、いつもより濃いめのコーヒーを飲みます。カフェインには血管の膨張を防ぐ効果があるため、雨の日の頭痛や頭重、だるさやむくみに効いてくれます。コーヒーのカフェインの量は以下を参考にしてください。

・ドリップコーヒー(150ml):130mg
・エスプレッソは(50ml):140mg
・市販の缶コーヒー(190ml):120〜130mg

エスプレッソであれば3分の1の量で効果的にカフェインを取ることができますね。

日中は階段を使うことを意識

雨の日はあえて階段を使います。

人間の筋肉の数は500とも600ともいわれていますが、その中でも大切なのは「抗重力筋」と呼ばれるいくつかの筋肉。これは人間が二足歩行を始めるときに活躍した筋肉で、脳とのつながりが深い筋肉です(二足歩行によって私たちの脳が発達したことを思い出してください)。

この筋肉を刺激すると、頭痛やだるさを含め体の不調を改善する効果があるのです。階段を上るときには、特に次の抗重力筋を意識してみましょう。

・お尻の「大臀筋」
・太ももの「大腿四頭筋」と「ハムストリングス」
・ふくらはぎの「下腿三頭筋」

これらの抗重力筋が衰えてくると、歩くこと、階段を上がることを避けるようになり、継続的に脳へ刺激を送ることが少なくなります。これは脳の機能の低下にもつながることがわかっています。実際に小股で歩く女性の認知症の発症率は、大股で歩く人の5〜6倍。認知症になると、一様に歩幅が狭くなりちょこちょこ歩くようになるのは、脳と抗重力筋の関係の深さを物語っているといえます。

また、オフィスで働いている方は、冷蔵庫に保冷剤を1つ常備しておくといいでしょう。

雨の日の頭痛は、血管が膨張することによって引き起こされますから、保冷剤を使って直接血管を収縮させるといいのです。タオルに包んだ保冷剤で、こめかみや首筋を冷やします。

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