行かないとあとで後悔するインターンシップ 「採用に直結しない」はどこまで信じられるか

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また、キャリアセンターなど、大学に集まる募集から見つけたという学生もいます。いずれの場合も募集締め切りのある場合がほとんどです。興味のあるプログラムを見つけたら締め切りを確認し、応募書類が必要な場合もあるので、余裕を持ったスケジュールでエントリーしましょう。

「数多くのプログラムの中から、どんな軸で探したらよいかわからない」という声もよく聞きます。そういうときは下記のようにしてみてはいかがでしょうか。

【体育会・アルバイトなどで忙しい学生】1日のプログラムから、業種、実施場所の希望で絞り込む。

【自分の力を試したい学生】5日以上のじっくり取り組めるプログラムを選ぶ。

【何をやりたいのかまだわからない学生】複数の業界の短いプログラムにいくつか参加して自分の志向を確認する。

【志望業界が明確な学生】志望業界の複数の会社に参加して、違いを確認する。

【理系など専攻を重視したい学生】専攻にかかわる言葉をフリーワード検索して探す。

【社会人と接することに自信がない学生】1日など期間の短いプログラムで社会人に慣れる。

ちなみに参加学生の平均参加社数は約3社。6社以上参加している学生も1割以上です。

半数近くが参加した業種に入っている

2017年卒の調査では、インターンシップ参加学生の22.4%が「インターンシップ参加企業に入社予定」であり、「インターンシップ参加企業ではないが同業種の企業に入社予定」も加えると、実に半数近い学生がインターンシップで参加した業種に就職を決めています。インターンシップが就職・採用活動に大きく関係していることがわかります。

これを見て、「インターンシップに行かないと就職できない?」と感じた人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。実際、「採用直結と明示したインターンシップからの採用」を行っている企業もありますが、2018年卒採用(予定)では、その割合は8.6%。1割にも達しません。

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