さっぱり貯金できない人は「節約」が足りない パートとプチ副業で1000万円貯めた主婦の技
また、1日を振り返ってみて、「これはムダだったな」ということをノートに書き出してみるのもオススメです。
・毎朝、缶コーヒーを買って出社するけど、だったら自宅からマグボトルを持っていけばいいのでは?
・あと10分早ければ、ATMの手数料が無料で済んだ
・携帯電話の充電器を忘れて、またコンビニで購入してしまった
などなど、あらためて考えることで気づけるムダがあるはずです。ちなみに1週間をまとめて振り返ろうとすると、細かな行動を思い出せないので、なかなかムダに気づくことができません。やはり1日がベストです。
毎日が難しければ、1週間のうちの数日でもいいのです。まずはムダに気づくクセをつけていくと良いでしょう。
捨てる前に、考えるクセをつける
この「あと1回」とは、何かを捨てる際には必ず、「あともう1回、別の何かに使えないかな?」と考えるということです。私の節約アイデアは、この思考から生まれているものが多いのです。
わが家の次女と三女は、学校で運動部に所属しているのですが、毎日、部活で走っているせいか、洗濯していざ干そうと思った子どもたちの靴下に穴が開いているのを発見することが、しばしばあります。
本来なら、そのままゴミ箱行きとなるところですが、ここでチェック! ――この靴下、あと1回、別の何かに使えないかな?
そこで浮かんだのが、砂ぼこりのたまりやすい窓のサッシ。ちょうど洗濯して濡れているその靴下を手にはめて、サッシを掃除してからゴミ箱にポイッ。障子の桟や床を拭くのでもかまわないのですが、窓のサッシはどうしても汚れやすい場所なので、ぞうきんだと真っ黒になって洗うのも大変。どうせ捨ててしまう靴下なら気兼ねなく使えます。ぞうきんを洗うための水も使わずに済みますね。
ほかにも、野菜くずでキッチンのシンクを掃除したり、食品保存用のラップの芯を短くカットして、冷蔵庫のチューブ類のスタンドを作ったり、外出に履けなくなった古い靴はベランダや庭に出るとき用にしたり。
特に靴などは、「もったいないな。まだ履けるかな……」と、捨てるタイミングを悩みがち。「もったいない」と感じるうちは、まだ捨ててはいけない気がするのですが、庭作業などで履いて汚れると、さすがにもう「お疲れさま! ありがとう!」と、心置きなく捨てることができます。
これらはみんな、捨てる前に「あと1回、何かに使えないかな?」と考えて浮かんだ利用法です。今までだったら何も考えずにポイッと捨ててしまっていたものを、一瞬、考えるクセをつける。これも節約の習慣のひとつです。
節約することによる実質的なメリットのほかに、物を別の視点から見ることで、本来の役割とは違う利用法を見つけるという、生活スキルの向上にもつながります。続けていればきっと、思わぬ節約アイデアが浮かんでくると思いますよ。
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