さっぱり貯金できない人は「節約」が足りない パートとプチ副業で1000万円貯めた主婦の技

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たとえば、毎朝の歯磨きを「歯磨きしなくちゃ!」と、自らを奮い立たせている人はそういませんよね? 節約だって同じこと。どんな節約のアイデアも数回だけ試して終わってしまうと、その効果を感じることは難しいと思うのです。結果が出なければやる気も起きないですし、続けることもできません。

ところが、ほんのちょっと意識を変えてみるだけで、節約はあなたの生活になじんでくれますし、そうなれば自然と節約のアイデアも浮かぶようになってきます! まずはこの、「節約脳」をつくるトレーニングをしていきましょう!

「節約脳」をつくる

【1】ムダに気づくクセをつける

「ムダに気づく」というのは、節約の原点・スタートです。当たり前と思われるかもしれませんが、日々の生活で見過ごしている「ムダ」が、いかに多いことか!

・歯磨きをしているとき、水を出しっぱなしにしている
・お風呂で髪や体を洗う際、シャワーを出しっぱなしにしている
・安いからと買ってみたものの、一度も使っていない物であふれている
・すぐ戻ってくるからと、テレビやエアコンをつけたままにしている
・利用していないのに、惰性で引き落としされているサービスがある
・便利だからと、コンビニATMで毎回、手数料を支払っている
・節約しても、せいぜい数百円しか違わないと思っている

 

確かに1度の節約で抑えられる支出は、数百円程度から数万円まであります。仮に、200円の節約ができるアイデアが300個あるとすると、一年でいくらになると思います? 

なんと6万円です!

私がレギュラーで出演しているラジオ番組で紹介した節約術の合計金額は、半年でなんと約30万円になりました。うまくやれば、年間60万円程度の節約も可能になるということです。

こうしたムダに気づくための方法は、いろいろとあります。数字として書き出してみて気づくのか、捨てる物が多くて気づくのか。人によってピンとくるポイントは違うと思いますが、節約脳が鍛えられるまでは、自分でこまめにスイッチを入れていくしかありません。

たとえば電気の消し忘れや、水の出しっぱなしなどをしないように、目につく場所に「消し忘れ注意」「出しっぱなしにしない」などと書いた紙を貼っておきましょう。

最初はその都度、「あ、ムダだった!」と考えながら行動すると思いますが、何度も繰り返すことで体が自然と覚えていって、紙を取っても電気を消せるようになったり、蛇口を閉められるようになったりします。こうなればもう、節約脳が出来上がっているはずです。

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