佐藤優「月間300冊の読書は、これで可能だ」

「2種類の速読」に池上彰も驚く、その秘訣は?

佐藤効率的に本をたくさん読もうと思ったら、まずは「本の仕分けをする」ことが大切です。

まずは「本の仕分け」をする

【佐藤優の読み方1】「熟読する本」と「速読する本」を仕分ける
佐藤 優(さとう まさる)/作家・元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。2005年に発表した『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。『読書の技法』(東洋経済新報社)など多数の著書がある(撮影:今井康一)

佐藤:本の仕分けには「仕事や勉強で読む本」と「趣味や娯楽で読む本」など、いくつかの分け方がありますが、大量に本を読みこなすには、「時間をかけて熟読する本」と「速読で済ませる本」に、まずは仕分ける必要があります。

池上:なるほど。知りたいテーマがあれば、本を大量に購入して片っ端から目を通し、「熟読用」と「速読用」に分けるやり方ですね。実は私も同じやり方をしています。

佐藤:あらゆる本を速読するわけではなく、基礎知識を身に付けるための基本書や、書評を書く本、半年から1年後の仕事に直結するような本は、時間をかけてじっくり熟読しなければいけませんから。

池上:「熟読」というのは、どの程度しっかり読むのですか?

【佐藤優の読み方2】「熟読」は、書き込みをしながら、しっかり読む

佐藤:「熟読」する本は、一行一行じっくり線を引いたり、重要箇所を囲んだり、余白に書き込みをしたりしながら読みます。よくわからない部分には、「?」マークを書き込むこともあります。

池上:私も、気になる箇所はページの角を折ったり、速記用のシャーペンでメモしながら読みます。熟読する本は、月に何冊くらいですか?

佐藤月300冊、目を通すうち、熟読するのは平均して4~5冊です。熟読する本は、同じ本を3回読みます。1回目は線を引きながら通読、2回目はノートに重要箇所を抜き書きしながら読み、最後の3回目にもう一度通読します。だから、熟読する本を増やすのはそう簡単ではありません。残りの本は、すべて「超速読」か「普通の速読」のいずれかで処理しています。

池上:「超速読」と「普通の速読」は、具体的にどうするのですか?

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