好調カプコン、5期連続増益に秘策はあるか 辻本春弘社長が分析、スイッチ攻略法とは?

今期に入っても、バイオとモンハンは好調
――2016年度決算は4期連続の営業増益となった。柱となったのは『バイオハザード7』や『モンスターハンターダブルクロス』で、特にバイオハザードはアクション路線から脱却し、ホラー要素に重点を置く原点回帰を行った。反響はどうか。
今期は100%満足とはいえないものの、増収増益は達成できた。全体としては合格点だと思う。

ただ、バイオハザードとモンスターハンターに関しては、残念ながら事前の販売計画数には届かなかった。
バイオハザードについては、小売店へのパッケージ出荷を慎重に行った結果、店頭の販売数量が伸び悩んだ。一方、モンスターハンターは発売から期末までの期間が2週間しかなかったうえ、一部のダウンロード版で不具合が生じたことで敬遠するユーザーが出てしまった。
とはいえ、ゲーム内容に対するユーザーの評価は高く、その点は非常に満足している。バイオハザードはVRにも対応したが、そちらの反応もよかった。今期に入ってからの販売はどちらの作品も好調だ。
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