次世代iPhoneは「見た目」からして超絶斬新だ 「iPhone8」を読み解く4つのポイントとは?
2017年4月にカリフォルニア州サンノゼで開催されたフェイスブックの開発者イベント「F8」で、フェイスブックはスマートフォンのカメラを拡張現実のプラットフォームにするとのコンセプトを披露した。スマホのカメラをかざせば、そこに拡張された世界が広がる。
フチがないスマートフォンが増えてくると、より自然に、ARの世界を楽しむことができるようになる。フェイスブックが基調講演でデモをしていたのは、コンピュータビジョンの進歩だ。現在の技術を用いると、1つのカメラでも、テーブルの平面とその上に置かれている物体を認識し、そのままカメラを持って動いても、平面と物体の認識が維持されるのだ。
iPhoneの2台のカメラは、立体的に空間や物体を認識しやすくするデバイスとして、活用されることが期待できる。
声による操作が進化する
4点目が、より進化した声による操作だ。アップルは2011年のiPhone 4Sから、音声アシスタントSiriを搭載し、iPad、Apple Watch、Mac、Apple TVなどの製品にも、声のインターフェイスを搭載してきた。しかし一般のアプリ開発者がSiriを活用したアプリを開発できるようになったのは、2016年秋に配信されたiOS 10からで、その活用分野もまだ限られている。
米国では、音声アシスタントで最も注目を集めているのは、アマゾンの「Echo(エコー)」に搭載されたAlexaだ。すでに1万ものアプリ「Skill」が備わっており、家電業界の視線も熱を帯びる。5月9日に、アマゾンは新モデルとなるディスプレイ付きの「Amazon Echo Show」を発表し、その活用範囲を広げる考えだ。
すでにグーグルは、グーグルアシスタントを搭載した「Google Home」をリリースしており、アップルからも、音声アシスタントデバイスの発表が期待されている。
未来のコンピューティング、期待を集める存在となる声のアプリや声によるインターフェイスは、スマートフォン主流の現在においては、便利さを享受するほどの存在になっていないのが現状だ。指先のほうが素早く実現できることが多すぎるのだ。
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