彼からフォローされたら、「自分への質問リスト」を投稿します。「#いいねした人にやります」というハッシュタグをつけた「質問リスト」は、「いいね」をつけた人に対する思いを書いて返すというTwitterの遊びです。質問には、「名前」や「印象」「トプ画見て」「LINE交換」「一言」などを並べます。投稿に「いいね!」してくれた人が女友達だとしたら、「名前」にはいつもの呼び名、「印象」には「おとなしいと思ったら頭おかしかった」、「トプ画見て」には「ゴリラっぽい」、「LINE交換」は「あり。ていうか、もうしてる」、「一言」には「今度制服ディズニーしよ」と回答するのです。回答は誰でも見られるリプライ(返信)の形式で返すことが多かったのですが、最近ではDM(ダイレクトメッセージ)でひとりずつに送るケースが増えています。
ここに「LINE交換」という項目を設けているのがポイントです。「LINE交換」とは、LINEアカウントを教えるのは「あり」か「なし」かを書き込む質問です。意中の彼に回答するとき、「LINE交換」に「全然あり!」と書き込むことで、「私はあなたとLINEアカウントを交換したい」という気持ちを伝えられるのです。質問リストを投稿したら、あこがれの先輩からの「いいね」を待ち続けます。
質問リストに彼が「いいね」してくれると、「よし、引っかかった!と思う」とA子は言います。次の腕の見せどころは、質問リストの回答です。普通の答えにしてしまったら2人の会話が終わってしまうので、相手が突っ込みやすいような文にすることがコツ。たとえば、「相手の印象」として「変態っぽい」と書いておけば、彼が「変態じゃねーし」などと返事してくれる可能性があるわけです。
体育祭はLINEアカウント取得のチャンス
この段階でTwitterのDMは交わしていますが、DMでは今ひとつ会話が盛り上がりません。Twitterは通知を切っている人が多いため、1週間ぐらい読まれないことも当たり前だからです。さらにTwitterのDMは誰でも送り合えるツールとして認識されています。2人の仲を進展させるためには、LINEアカウントをゲットするしかありません。ここから相手のQRコードをもらうことが次のハードルです。
しかし、体育祭シーズンはこのハードルがなくなるのです。体育祭ではスマホで何十枚も写真を撮り合います。ツーショットだけでなく大人数でも撮るため、誰のスマホで撮られたか、写っている本人たちも把握しきれません。そこで、「写真撮ってくれた人送って」とLINEアカウントのQRコードをTwitterに投稿する人が多いのです。
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