女子高生の恋愛のゴールが「LINE通話」なワケ 通話が終わったら「証拠画面」を保存

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チャンスがやってきました。あこがれの彼となんとかして写真を撮り、写真を送るという名目で、Twitterに投稿されたQRコードを読み込んでLINEアカウントを追加します。もし彼がQRコードを公開していなかったら、DMで「Twitter壊れちゃったんで写真を送れるようにLINEください」と言えば、ばっちりとのこと。

大事なことなので繰り返しますが、メッセージのやり取りを簡単に終わらせないようにしなければなりません。ただ写真を送るだけでなく、相手が返事をしやすいような「?」で終わる疑問形のメッセージを添えたり、突っ込みどころを残したりして送信します。「彼とのLINEで大切なのは、長くだらだら会話が続くことではなく、短くて楽しい会話を何回かすること」だとB子は言います。女友達とするLINEとはまったく違う言葉遣いで、かわいく思われるように工夫するのもポイントだそうです。

そして、彼女たちの目標は「LINE通話」。メッセージを交わしているだけでは普通の関係です。通話に持ち込めればしめたもの。通話が終わったら証拠の画面をスクショ(スクリーンショット)して保存します。

幸せな2人は「におわせ」でこっそり公開

通話が終わる前にスクショを撮って公開。名前は消すが、トプ画(プロフィール画像)は見える(筆者撮影)

意中の人と通話したら、その証拠のスクショは公開したい。でも、周囲の女子に恨まれたくない。そこで、彼女たちは相手の名前をハートの記号などで加工して隠し、Twitterに公開します。通話時間がしっかり残されたその画面は、加工してあることで逆に「男との通話だ」と周囲ににおわせることができます。「バイト帰りにありがとうございます」などのコメントを添えれば、「敬語だから先輩?」と推測させることもできます。

「ここでその投稿に、通話相手がいいねしてくれれば完璧」とC子。その反響や結果について、Twitterの裏アカやLINEグループでガールズトークが盛り上がります。

「これは男と一緒にいる」「これは彼氏のことを指してる?」とにおわせる文章や画像を投稿することを「におわせ」と言います。かつてはカップル共同アカウントで堂々と恋愛模様を公開していた中高生ですが、今は下火になりつつあるようです。反対に、「この2人怪しい」という情報を何度となく投稿するカップルや、付き合っていることを公表しても嫉妬されない程度に抑えておく人たちが多くなっています。

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