益子直美が12歳下の夫と乗り越えた死の恐怖 つらい妊活、そして突如襲われた大病
今から約30年前。高校3年で日本代表チームに抜擢された彼女は、その実力とルックスで女子バレー人気を牽引。引退後も、テレビや雑誌に引っ張りだこ。写真集が発売されたこともある。
そんな直美さんが結婚したのは2006年。当時40歳。結婚相手の年齢は28歳。なんと12歳違いの「年の差婚」だった。夫は山本雅道さん。プロの自転車ロードレーサーで、直美さんと同じく元日本代表選手でもある。現在も、サイクリングチーム・シエルヴォ奈良の監督兼選手として活躍している。
ふたりが出会ったのは2002年。直美さんがテレビの仕事で自転車ロードレースのレポートをしたのが、キッカケだった。レース中、先導車に乗り込んで直美さんがレポートをしている時のこと。ひとりの選手が車の横を自転車で通った。その選手は並走しながら車中の直美さんに声をかけた。
「(益子さん綺麗なので)見とれちゃいました」(雅道さん)
レース中にもかかわらず……ナンパである。この大胆不敵な選手が雅道さんだった。レース後の宿舎でも雅道さんの猛アタックは続いた。
当時、直美さんは36歳、雅道さんは24歳。同じ干支で一回りも年下。だが、そんなことは全く意に介さない雅道さんのアプローチで交際がスタート。1年間の交際の末、ゴールインした。
結婚当初、直美さんには年齢差に対する不安はなかった。「私は、普通より体力あるし、筋力あるし、頑丈だし、気にしていなかった」(直美さん)。現役時代には台所に立ったこともなかった直美さんだが、料理の腕もメキメキ上達。明るくてラブラブな家庭だった。
だが、直美さんには、年齢ならではの、ある焦りがあった。
「子供が欲しい、夫の遺伝子を残したい」
「子供が欲しい、家族が欲しい、ふたりの愛の証が欲しい、雅道の遺伝子を遺したい。どうしても欲しかった」(直美さん)
結婚した時、すでに40歳だった直美さんは、子供を作ることを強く望んだ。人一倍体力はある。病気もしたことがない。普通に生活してさえいれば、子供は授かるものと、思っていた。
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