「中国逆回転」ー高成長路線の矛盾が噴出ー 過剰投資の裏で「影の銀行」が急拡大

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成長率が6.5%でも大きな問題にはならない──。7月11日、訪米中の楼継偉・財政部長(財政相)の発言は、構造改革のためには一時的な低成長を甘受するというメッセージだと受け止められた。

中国経済の成長は、目に見えて鈍化している。1~3月期の成長率は7.7%、4~6月期は7.5%と減速中だ。政府の通年目標、7.5%成長達成が危ぶまれ始めた。

李克強首相は、7月16日に専門家を集めた会合で「雇用確保のため、成長率は7.5%を下限とする」としたうえで、成長率7.0%を「底線(絶対に下回ってはならない死守ライン)」として示した。景気対策を求める勢力に配慮を示した格好だ。

習近平・国家主席と李首相には、改革と社会の安定を両立させる難しい舵取りが求められる。しかし、投資と輸出に依存した成長はもう続かない。かつて存在した好循環は今や逆回転を始めている。思い切った構造転換を見送れば、かえって安定を損なうおそれもある。

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