「座れる通勤ライナー」本数が多い駅ベスト20 大阪の1位は堺駅、東京の1位はどの駅?
これは、小田原の場合はJRと小田急が、所沢の場合は西武新宿線と西武池袋線がそれぞれ通勤ライナーや特急を走らせているため。同様の理由で、JRと小田急が通勤ライナー・特急を運行する藤沢も行き3位・帰り4位、合計3位と上位に入ってきた。
ただ、定期券を利用する場合は路線を自由に選択することができない。その視点で見ると、単独の路線で本数が多いのはJR常磐線の土浦となるが、土浦から上野、東京、品川までの特急料金は1000円と、毎日乗るには少々高めだ。
また、茅ヶ崎も本数は多いが、東京方面とを結ぶ「湘南ライナー」と、新宿方面とを結ぶ「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」の2つの系統を合わせた数なので、定期券利用の視点で見ると、使える本数は少なくなる。
西武沿線が使いやすい?
本数と料金、定期券利用の条件を勘案すると、通勤ライナーが充実している駅は、上野からだと特急料金が750円となる佐貫や、西武池袋線の所沢(池袋線は行き7本、帰り15本運転)や入間市・飯能、西武新宿線の東村山・所沢(新宿線は行き6本、帰り13本運転)・狭山市・本川越の各駅と言えるだろう。
ちなみにJR東日本では「房総料金回数券」と呼ばれる、房総方面への特急で使用できる4枚つづりの特急回数券(自由席用と指定席用がある)を発売している。だが、この回数券の利用を"アリ"とした場合も、朝夕の時間帯に走る房総方面の特急は、普通車が全車自由席の列車が多いため、ランキングに変動はなかった。
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