関電、7~9月は「黒字」計画 再稼働なしでは先行きは不透明

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再稼働が見通せないと、業績の先行きも見えない

料金値上げ申請時には、この7月から動くことを前提としていた高浜3、4号については、地盤、地震や津波想定にからんで、現在、追加対応が求められている。また、唯一稼働中の大飯原発3、4号は9月に定期検査で停止となるが、敷地内を通る破砕帯が活断層かどうかについて、原子力規制委員会の最終判断が長引く可能性がある。

これら4基の原発プラントの再稼働時期が見通せない状況にある以上、業績の先行きは不透明だ。

会社側では今年度通期(2013年4月~14年3月)の業績見通しを現時点では公表していないが、東洋経済では前期ほどではないにせよ、赤字で終わる可能性が高いとみている。
 

水落 隆博 東洋経済 記者

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みずおち たかひろ / Takahiro Mizuochi

地銀、ノンバンク、リース業界などを担当

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