制度改革、意識改革で納税させることが大事
――インドで、一種の二重経済構造が生まれたのには、どういう経緯があるのでしょうか。
地方を中心に、銀行口座やクレジットカード、電子決済システムがまだ十分に浸透していない。伝統的に現金が決済手段の中心だ。
多くの小規模事業者は、顧客から現金を受け取り、所得を過小に申告している可能性がある。政府も、こうした小規模事業者の所得をなかなかチェックできないでいる。先日、ある会合でインドの財務相が「インドの納税意識の水準はまったく満足できるものではない」と嘆いていたほどだ。
インドの農民の大多数は貧しく、非常に小規模な土地しか持っていないため、農業所得がきちんと申告されず、非課税になっている。それゆえ、納税意識の向上は政府にとって大きなチャレンジだ。歴代政府の課題であり続けたテーマであり、われわれも期待している。
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