夫が気づかない「妻が怒っている本当の理由」 重大なことが起こってからではもう遅い
夫だけが気づかない妻の“理由なき怒り”とは?
(1)話を聞いてくれない
(2)何度も同じことを言わないと行動してくれない
(3)家事や育児のサポートが足りない
(4)行動しないのに口だけ出す
(5)感謝の言葉や気持ちがない
妻の怒り、そのほとんどが「わかってくれない」「認めてくれない」という感情からくる怒りなのです。
「理由なき怒り」ととらえてしまうのはなぜか
夫が妻の怒りを「理由なき怒り」ととらえてしまう心理について考えてみましょう。まず、「男は、察しない生き物である」ということを、世の中の男性も女性もうすうす気がつきはじめています。男は、仕事のこと以外は鈍感なのです。そのため、妻が真剣に悩んでいることに関しても「ただの愚痴」としかとらえていない人も少なくありません。
日本人男性は、今まで追いかけていた女性が「結婚」という制度によって自分のモノになると、その安心感からか細かな配慮をすることを怠り、仕事のスキルを高めることを優先するようになります。そのため、妻や家庭に対しての意識が鈍くなりがちなのです。
仕事熱心なことに越したことはありませんが、「仕事を優先する」というマインドこそ、妻の理由なき怒りに直結しやすいので注意が必要です。要するに、夫と妻とでは、怒りのポイントや、重要だと感じるポイントが違うということです。
したがって、妻の怒りのポイントを知ることが「妻の理由なき怒り」を鎮める第一歩であり、もっといえば妻の怒りが怒りに変わる前の段階、つまり「不安」の段階で気づくことができれば突然の爆発を回避できるのです。
「男性は鈍感だ」と言い切る私の根拠は、他にもあります。それは、夫婦問題の相談に訪れる男性を見れば一目瞭然です。妻の怒りのポイントに気づけない夫たちは、冒頭の相談者、大森圭介さん(仮名)のような「突然、妻に離婚したいと言われた」というケースの他、「妻が子どもを連れて家を出て行ってしまいました」「妻の浮気が発覚しました」など、妻が一大決心をして動きだしてから、ようやくことの重大さに気がつくのです。
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