PDCAが「掛け声」だけで終わる根本的理由 マトリクスで、いっきに実行しやすくなる
私は自分の部署の若手のメンバーに、よく
「君の意志はどこにあるの?」「あなたはどうしたいのか?」
と口を酸っぱくして言っています。
たとえ結果が失敗したとしても、狙いがあったのなら、次から、そのズレを修正していけばいいので、次につながります。しかし、そこに当初の意志(計画)がなければ、何を改善すればいいかがわかりません。
プロセスごとに結果を検証したい場合
「計画に対してどうだったか」だけでなく「プロセスごとに結果を検証したい」という場合は、別のマトリクスを使うほうが便利です。こちらは横軸にP、D、C、Aを取り、縦軸に作業分類を書き出します。
上の図は、私が本を出版した際に、編集者と会話をしているときに書いたマトリクスです。「今回の本の振り返りをするのに、みんなからブレスト形式で意見をもらおうと思っているのですが、どうしたら活発な議論になりますか?」と相談されたので、このマトリクスで整理することを提案しました。
このようにマトリクスで整理して意見を出し合えば、参加したメンバーもポイントを絞って意見を出せて、短時間で有意義なブレストをすることができます。もし、マトリクスを使わないと、各メンバーが自分の考えるレベルで、「思いつき」で意見を出すだけで終わってしまいます。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら